石和エリア
甲州街道の宿場町として古くから栄えた町。昭和36年の温泉湧出を機に全国屈指の温泉観光地に発展。町内には50軒以上の旅館・ホテルをはじめ、公営温泉や足湯などもあり、一大温泉郷として大勢の観光客で賑わっています。1月の「いさわ温泉の日」や春の「桃の花まつり」、夏の「石和温泉花火大会」「鵜飼まつり」など多彩なイベントを開催。主な特産品は葡萄、柿。また富士見地区のレンコンも有名。町内のハウス桃園では2月中旬から一足早くお花見が楽しめます。
地理
山梨県のほぼ中央部、甲府盆地の北東に位置。町域の北部は大蔵経寺山の麓にあり、町の中央を笛吹川が貫流。
歴史
鎌倉時代より政治・経済の中心地として栄え、近世には甲州街道の宿駅として発展。江戸時代から明治にかけて笛吹川の水害を何度も受け、復興を繰り返しながら成長を遂げてきました。
見どころ
遠妙寺
石和鵜飼の創始者 鵜飼勘作の霊を祀る寺。日蓮が勘作の霊を供養した際に「南無妙法蓮華経」の文字を一字ずつ石に記した「経石」が残されています。仁王門は江戸時代末期の建築で市指定文化財。
八田家書院
武田家の蔵前奉行として仕え、後に徳川家康より御朱印地に定められた八田家の屋敷。往時の朱印状や日記、絵図面など貴重な古文書が観覧できます。毎年春には江戸、明治時代の雛飾りを展示。 →笛吹市の施設紹介へ
山梨伝統産業会館
水晶貴石細工をはじめ、甲州印伝、印章、雨畑硯、和紙など山梨の伝統工芸品に関する資料や作品を展示しています。ショップではこれらの品々を販売。また貴石画などの手作り体験工房もあります。→レポートへ
石和八幡宮
1192年に創建された古社。戦国時代に織田軍に焼かれ、徳川家康によって再興されましたが、近年、火災により社殿を焼失。現在の建物は2009年秋に落成。随身門が石和町最古の建築物として残ります。
佐久神社
古代、湖だったといわれる甲府盆地の水を払い除き田畑を開いた岩裂(いわさく)、根裂(ねさく)の二神を祀ります。境内に甲斐の国の中心地点として立てられた要石(かなめいし)と呼ばれる石柱があります。
いさわ温泉観光の駅(源泉足湯広場)
新源泉からひいた3つの湯舟で源泉掛け流しの足湯が楽しめ、観光イベントなど多彩な催し物の会場になります。売店にはソフトクリームや源泉玉子、甘酒などもそろっています。→詳細情報へ
ハスッ田
富士見地区はかつて蓮根栽培が盛んだったところ。栽培農家は現在わずか数軒に減り、「ハスッ田」面積も減少。それでも健在ぶりを誇示するかのように夏には大輪の花を咲かせ辺り一帯を彩ります。→詳細情報へ