ロザリオと、もうひとつのロザリオ

このブドウ、歴史は意外と浅く1987年に品種登録され、笛吹市内においても近年各地域で栽培されるようになってきました。特に八代町管内においては土壌との相性や生産者による早くからの取り組みにより、品質の高いものを生産できるようになりました。市場での評価も高く、県内においてロザリオ産地としてのブランドを確立したように思います。

 

立派なロザリオ【←写真】誰が見ても立派なロザリオ、一房700gくらいはあるかと思いますが、栽培についてはだいぶ難しいようで、今では技術革新によりそれ程でもないようですが栽培当初は農家のみなさんもだいぶ苦労されたようです。そういう意味では成木となり、こうやって良い房を収穫できるようになったときの喜びは大きいですよね。特徴としては青系ブドウでありながら非常に糖度が高く、まろやかな旨みは多汁で絶品。香りはそれほどありませんが皮ごと食べられますので、そのまろやかな多汁感をダイレクトに感じることができます。現在、種ありでの栽培が主流ではありますが、種なし栽培で生産されているところもあるようです。

 

それから、さらに特徴的として皮が薄いこと【←写真左】。見てわかるように手の皮が透けて見えるくらいで、やはりこの薄さが皮ごと食べたときの違和感を少なくしてるのではないでしょうか、、、、。
また【←写真右】ですが、種自体が実の割に小さく、機会があればまたいつかお見せいたしますが、甲斐路のページでも紹介した種同様に切って見ると、種の大きさに比例して「山」の字が小さく、なかなかカワイカッタですよぉ。

 

ロザリオの干しブドウ

さて、そんなわけでお題にあるように「もうひとつのロザリオ」ですが、本邦初公開!ロザリオのミイラ!?ではなく、ロザリオの干しブドウです。しかも房のまま丸ごとで、笛吹市八代町産の超一級品。そしてこの干しブドウ、実は単なる干しブドウではなく、これまでの干しブドウの概念を超えた逸品で、単純に高温の熱乾燥で乾燥させたものとは違い、ブドウそのものが本来持ってる成分を残したまま乾燥したもので、食感といい酸味と甘みのバランスも最高、間違いなく笛吹市の新しい特産品になり得ます。他にもデラウェアや巨峰もありますが、これから市内各イベントなどでもお披露目して行く予定ですので、是非その際はご試食してみて下さい。というわけで、1級品のロザリオから1級品の「ロザリオ」干しブドウということでした。

甲斐路について

美味しい『種なしピオーネ』ができるまで

 

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