春日居エリア

甲斐の国において最初に国府が置かれた地。国の重要文化財の山梨岡神社は「山梨」の県名のルーツと伝えられます。果樹栽培が盛んな地域で、特に桃はその品質の良さで有名。また「種なし葡萄発祥の地」でもあり、デラウェアや甲州など様々な品種を生産しています。昭和40(1965)年の温泉湧出を機に春日居温泉郷として発展し、旅館・ホテルなどの観光業も盛ん。毎年春と夏に行われる笈形焼(おいがたやき)は山のかがり火行事としては全国最大級の規模を誇るもの。

山梨岡神社 太々神楽岡神社

ぶどうデラウエア

笈形焼笈形焼

地理

甲府盆地の北縁に位置し、町の北部は大蔵経寺山、兜山などの山地、南部は笛吹川右岸の平坦地。

歴史

町内国府地区には奈良・平安時代の集落跡が分布し、寺本地区には山梨県内最古の古代寺院である寺本廃寺跡が残ります。かつては笛吹川の水を取水して米麦栽培などが盛んに行なわれたが、戦後は果樹栽培や温泉湧出を機に観光ビジネスなどへ移行。

見どころ

兜山

兜山

山の形が「兜」に似ていることからその名がついたという山梨百名山の一つ。標高は913メートル。中腹にある登山口までは車でも行け、気軽に登山や森林浴などが楽しめるハイキングコースとして人気。

山梨岡神社

山梨岡神社

「延喜式神名帳」(907年)に名を連ねる古社で、山の麓に静かに佇む姿に歴史を感じます。毎年4月の祭典で奉納される「太々神楽」は武田信玄が出陣前に戦勝祈願して奉納した由緒あるもの。→笛吹市の施設紹介へ

春日居郷土館・小川正子記念館

春日居郷土館・小川正子記念館

かつて甲斐国の政治・文化の中心であった春日居町の古代からの歴史や往時を偲ばせる品々を展示。また、ハンセン病患者のために半生を捧げた当地出身の女医 小川正子の資料も紹介されています。→笛吹市の施設紹介へ

長谷寺

長谷寺(ちょうこくじ)

御室山の中腹に建つ本堂までは約500段の石段を登ります。本尊は十一面観音で毎月第1日曜に開帳。平安時代に修験霊場として栄え、僧が修行の場とした池など往時を偲ぶ霊跡が今なお残ります。

笛吹権三郎の墓

長慶寺・笛吹権三郎の墓

笛吹川の名前の由来となった笛吹権三郎の墓所。その昔、豪雨で流された母親を探し回り、憔悴の果てに自身も川に流され落命。ここ小松地区で亡骸が見つかったことから当地にお墓が建てられました。

かすがい農産物直売所

かすがい農産物直売所

地元産、県内産の旬野菜が生産者の手によって運ばれてきます。夏には全国的にも評価が高い「春日居ブランド」の桃が並び、全国発送もしてくれます。桃や葡萄のジャムなど手作り加工品も充実。→詳細ページへ

 

 

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