さかいがわ農産物直売所イベント
~朝採りスイートコーンとジャガイモ掘り体験~
2011年6月19日、さかいがわ農産物直売所で「もろこし&ジャガイモ掘りフェア in 境川」が行われました。心配していた天気も曇りから晴れに変わり、イベント日和でした。
朝8時半、すでに駐車場は満車状態で車が入りきれず、隣のスーパーの駐車場に案内されていました。このイベントに来たお客さんのお目当ては「朝採りのとうもろこし」と「ジャガイモ掘り」です。毎年この時期になると境川町ではとうもろこしの収穫が行われます。この日に朝採りされたとうもろこしはゴールドラッシュという品種で、数本買うこともできれば大量に箱買いすることもできます。ゴールドラッシュは粒の皮がとても柔らかく、生でも食べられるほどです。歯の隙間に挟まりにくいため、お子さんから年配の方まで食べやすいスーパースイートコーンです。名前の由来となった黄金色の粒はぎっしりと実入りも良く揃い、甘くてジューシーです。
特設されたとうもろこし売り場では写真に列が入りきらないほど、販売30分前からお客さんが列をなしていました。列の長さは販売時間が近付くごとに長くなり、30メートルくらいになっていました。9時になり、開始の合図で販売が始まりました。とうもろこしを数本買うお客さんから十数箱も買うお客さんがいました。購入後はそろってみんな満面の笑みを浮かべながら帰っていきました。
会場ではとうもろこしの販売だけでなく、茹でたとうもろこしの試食ができます。直売所に日頃卸している出荷組合の会員の皆さんで、朝早くから試食分のとうもろこし400本分の皮をむき、大きな釜で茹でられていました。直売所周辺はとうもろこしの甘い香りで充満していました。これによってとうもろこしの購買意欲が上がった方も多いはずです。小さな子供からお年寄りまで「おいしい!」「あま~い!」と言いながらとうもろこしを一生懸命ほおばる姿が見られました。
直売所では開店と同時に一気に人がなだれ込みました。お客さんの目的はとうもろこしやジャガイモなどの野菜でした。あまりの人の多さに思わずあ然・・・。店内ではすれ違うのにも一苦労でした。陳列された野菜はあっという間になくなり、棚がスッカラカンになってしまうほど大盛況でした。
また無料でわたあめやポップコーンが配布され、境川商工会のみなさんがやきそばや焼き鳥・フランクフルトなどの屋台を出店し、イベントに協力していました。今年は初の試みとして、直売所から特設テントでコロッケが販売されていました。揚げるそばからすぐ売れてしまうほど大人気でした。直売所の近くの畑でとれたジャガイモを使ったじゃがバターも販売され、会場は美味しそうなかおりで満ちていました。他にもさかいがわ直売所に商品を置いている水上養蜂場さんも出店し、採蜜体験が行われていました。
道を挟んで直売所の反対側の畑ではジャガイモ掘りが行われていました。このジャガイモ畑は境川町の主婦の生活改善グループから、有志6人で結成された「あじさい」の皆さんが管理している畑です。5月に種芋を植え、丁度収穫の時期を迎えました。ジャガイモ掘りはさかいがわ直売所がオープンした翌年から行われているイベントで、今年で8年目となります。毎年先着200名のみ1袋4kg500円でジャガイモ掘りができます。参加者は地元の境川町の方から横浜、三重、京都と遠方からの参加者もいました。この日終了したETC休日特別割引の影響でしょうか?
参加者は若い親子ばかりでなく、おばあちゃんも参加していました。老若男女問わず、ジャガイモ掘りを楽しんでいました。子どもたちはジャガイモを掘るのに一生懸命でしたが、何よりも子どもたちより大人の方が夢中になってジャガイモを掘っている姿が一番印象的でした。たくさん掘りすぎてジャガイモが袋に入りきれないほどたくさん収穫していました。19日は父の日ということでお父さんと一緒にジャガイモ掘りを楽しむ親子の姿が目立ちました。
旬のものを試食・購入・収穫体験など五感を使い幅広い年齢層で楽しめるイベントでした。また直売所のスタッフさんや農家さんたちから元気をいっぱいもらえました。来年は参加者側にまわりたいと思います。みなさんも是非参加されてみてはいかがでしょうか。(取材:ミーシャ)
さかいがわ農産物直売所 利用データ
◆住所:笛吹市境川町石橋702
◆電話:055-266-7700 / Fax 055-266-7711
◆休業日:月曜日(祭日の場合は翌日)
◆営業時間:9:00~18:00(4~10月) 9:00~17:00(11~3月)