田んぼで遊ぼう!!どろんこレース

今年で3年目を迎えるどろんこレース

2011年6月5日、梅雨の合間ということもありこの日はあいにくの曇り空ながら、境川町寺尾地内の田んぼを使って、子どもたちのための楽しいイベントが開催された。

境川スポーツセンターにて毎月第3土曜日、子どもたちを中心にトランポリンやマット運動、跳び箱などの指導を行なっているほか、子どもからお年寄りまで楽しく気軽に体を動かしてもらいたいという思いから不定期ながらティーボール、ソフトバレーボールといった軽スポーツ(ニュースポーツ)の教室活動も行なっている“わいわいスポーツクラブ”が主催して行われた「田んぼで遊ぼう!!どろんこレース」。今年で3年目を迎えるこのイベントは、わいわいスポーツクラブ委員長の桑原明さんが、荒廃農地を使って何か出来ないだろうかと考え、自分たちが子どもの頃、田んぼの中で泥まみれになりながら遊んだ思い出を、今の子どもたちにも楽しんで体験してほしいという思いからスタートした。
境川の豊かな緑に囲まれた会場となる田んぼには、この日、約30名ほどの地元の子どもたちが集合。どろんこレースが始まる前から、田んぼの中にカエルやオタマジャクシ、ミズスマシなどを見つけては元気な声をあげていた。

桑原委員長から集合の声がかかり、本日の注意事項などが伝えられると、まずは泥んこサッカーからスタート。遠慮しがちにゆっくり、ゆっくりと水のはられた田んぼの中央へと進む子どもたちだったが、いざ試合が始まると顔や服が汚れるのも気にせず、あっという間に泥まみれ。男の子も女の子も関係なく、周囲へ豪快に泥のしぶきをあげながらボールを追いかけ田んぼの中を走り回ると、観戦していた保護者の皆さんも歓声とも悲鳴ともとれる声でそれにこたえていた。ある保護者の方に「今日は帰ったらお洗濯が大変ですね」と声をかけたところ、「覚悟して来ましたから(笑)」と話してくれた。

最初は田んぼへ入るのも慎重な子どもたち

いよいよ泥んこサッカーがスタート!

みんな一斉にボールを追いかけます

子どもたちは直ぐに全身泥まみれ

顔が泥だらけでも田んぼ遊びに夢中

試合開始当初は大きなゴムボールをみんなで押しながらドリブルしていたのだが、ボールを通常のサッカーボールに切り替えると、試合も泥の跳ねもさらにヒートアップ。どちらのチームが何点ゴールしたかもわからないほど、田んぼの中は大騒ぎだ。その後、子どもたちはいったんシャワーで泥を洗い流し、ヨットレースが始まったのだが、参加した子どもは、案の定、またもや泥だらけに。もはやレースに関係なく、田んぼの中をヨットで何度も何度も行ったり来たりする子どもたち。始めのうちは担当する保護者の方々がロープでヨットを引っ張っていたのだが、5人、6人と乗るボートの重さに早々にギブアップしてしまった。

観ているほうにも泥のしぶきが飛んできます

サッカーボールに替わってさらにヒートアップ

いったんシャワーを浴びるも直ぐ泥んこに

泥に足をとられながらも夢中でヨットを引っ張ります

外へ遊びに出て、服を汚して帰ったら親に散々怒られた…誰しもそんな経験があるだろう。でも、服が汚れるぐらいの遊びのほうが楽しいことを、たとえ経験がなくてもいつの時代の子どもたちも知っている。この日、服が汚れるのも気にせず、頭のてっぺんから足のつま先まで泥にまみれて田んぼの中で遊び回る子どもたちの満足気な表情からはそれを感じることできたし、また、子どもたちや保護者の皆さんのその笑顔からは地域の結びつきの強さも感じることができた。

わいわいスポーツクラブでは、これからもこうした遊びをとおして自然とふれあうイベントを開催していくとのことなので、ふえふき旬感ネットでは今後もレポートを続けていきたいと思う。 (取材:エイチ)

田んぼ遊びで大満足

最後は参加者全員にお菓子が配られました

 

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