春日居駅前朝市

2011年3月20日(日)、JR春日居町駅前ひろばで「朝市」が開催されました。朝市というと、山梨県では勝沼の朝市が有名ですね。笛吹市の春日居町でも行われているのをご存知ですか?
境川町のカリスマ主婦マンキーさんから情報を頂き、取材へ行って来ました。

この朝市は、第3日曜日の朝8時~10時まで毎月行われているイベントです。取材当日、開催時間の朝8時前に会場へ向かったのですが、すでにお客さんがたくさんいて活気づいていました。朝市では野菜・果物・加工品・海産物・花・園芸が販売され、プチ整体・フリーマーケットなども行われています。今回はパン屋さんやみそ屋さん、春日居地区の主婦の方々などが出店されていました。客層は幅広く、特に家族連れが多かったです。大体の参加者が、初回から出店されている方々ばかりでした。今回でこの朝市が始まってから丁度1周年!さらに、今まで毎月第3日曜日の天気はすべて「晴れ」だったそうです!ということは、きっと参加者のほとんどが晴れ男と晴れ女なのですね。

新鮮な芦川産ほうれん草

お彼岸のおはぎや明野産の産みたてたまご

お花も販売されていました。

真珠を卸している会社も出店。

マンキーさんは山菜おこわと山ウドの苗を販売。

500円でプロに施術してもらえます。

種類豊富なパン屋さん。迷っていますね。

こちらにもお花がありました。さすが花の町笛吹市!

〈今回の出店者・協力者メンバー〉

春日居観光協会・笛吹市商工会春日居・ファミーユ黒坂・カイロセラピー パピー・ふーちゃんパン・春日居別田地区朝市の会・みそ工房・フルール夢工房・My パール長澤園芸・山寺フォークリフト・エッグ窪川・川座敷すずらん・NPO法人Pあい 計13団体

この朝市の発起人は、現在石和町に住む中川陽子さんです。「山梨には素晴らしい自然と果樹、温泉、富士山と魅力的な県です。山梨というすばらしい土地をもっと広めたい、盛り上げたい、そして恩返しをしたい。」という気持ちから町の活性化として春日居観光協会や商工会、市役所に協力を求めて立ち上げたイベントです。始めは勝沼の朝市の知り合いを通して出店者を集め、その後チラシを作り、人から人へ繋がって今日まで続けてきたそうです。以前までは石和観光協会と春日居観光協会とのつながりは隣町であるにもかかわらず、全くありませんでした。しかしこの朝市によって、初めて交流が生まれたそうです。

現在20もの団体が朝市に出店しており、笛吹市内の方だけでなく県内の色々な地域から出店者がいるようです。目的は販売することだけでなく、広告も兼ねて出店している方もいらっしゃるそうです。中川さんがこの朝市を始めて見えてきたことは、地域が一体化し、人の輪が広がり、顔の見える付き合いができたことだそうです。

実は中川さんの生まれは宮城県仙台市でした。故郷が今回未曾有の災害を受け、知人との連絡もできませんでした。今回の朝市では被災者応援活動として募金が行われていました。このお金は公益財団法人山日YBS厚生文化事業団へ義援金として寄付するそうです。

各界でいろいろなイベントが自粛という形で中止になる中、今回朝市を行うことは私たちが被災者にできることの1つだとおっしゃっていました。この春日居町という町は、中川さんもおっしゃる通り素晴らしい町です。数日前には福島県の被災者を迎えた町でもあります。その方々のために連携を取る中川さんや地域の人々、この朝市を通して笛吹市春日居町のマンパワーと人の輪の偉大さを強く感じました。(取材:ミーシャ)

※春日居町の桃の花まつりは4月2日の開催を予定しています。(2011年3月23日現在)

◇詳細情報◇

開催日:毎月第3日曜日8時~10時
出店費:1000円
主催:春日居朝市の会
お問い合わせ:中川陽子 tel.055-262-9990
※朝市のある日は春日居町駅前の足湯は8時からご利用できます。

 

ページトップへ

〒406-0834 山梨県笛吹市八代町岡513-5 Tel.055-287-8851 Fax.055-287-8852
Copyright 2009-2012 Fuefuki-syunkan.net. All Rights Reserved.