笛吹市民劇団 第5回公演「のっく」

2010年もあとわずかですね。12月18日・19日、笛吹市スコレーセンターにて素敵なお芝居が上演されます。今年で第5回を迎える笛吹市民劇団の公演です。お芝居のタイトルは「のっく」。どんなお話なんでしょう?そして、笛吹市民劇団とはどんな劇団なのでしょう?本番間近の12月8日、スコレーセンターで行われた「のっく」の通し稽古と、18日の公演初日にお邪魔してきました!

笛吹市民劇団は今年で結成5年目。現在、約20名の団員がいます。劇団員のほとんどが、小・中学生の女の子。そして70代の女性が1人います。彼女たちに演劇指導を行っているのは星野彩さんと、彩さんのお父さんである久保さんです。「あやさん」「くぼさん」と、子供たちに慕われています。あやさんは以前、笛吹市内にある劇団に所属していました。演劇を始めてもう20年以上です。くぼさんは、あやさんが生まれる前から演劇に関わっていたそうです。そんな経験豊かな二人に指導され、子供たちも演じる楽しさを感じているようですね。練習に集まって来た子は、みんな笑顔でした。

練習前に大道具を準備

客席も自分たちで準備します

練習が始まる前に、団員の方にお話を伺いました。中学1年生の千葉ほのかさんは、おじいちゃんに勧められて入団したそうです。劇団に入って良かったのは、友達が増えたこと。それに劇団で学んだことは、学校でも役に立つのだそうです。はきはきと元気良く答えてくれました。もう一人、劇団唯一の70代、相沢さんにもお話を伺いました。適度な運動になるからと入団したそうですが、ここで子供たちとふれあうことがとても楽しいのだとか。皆で作り上げる感動を得られることも、劇団の大きな魅力だそうです。

腹筋を鍛えながらの発声練習

念入りに準備体操

笛吹市民劇団の練習は週2回。この日の練習は、何も無いホールに客席を作るところから始まりました。年上の子供たちは自主的に重いものを運んでいます。会場の準備が整ったら、柔軟体操。時間をかけて入念にストレッチします。腹筋を鍛えながらの発声トレーニングは、すごくきつそうでしたが、みんな最後までやり切っていました。

歌もダンスも入ったお芝居です

演劇指導するあやさん

今回の演目はミュージカル。今日は衣装を着けて通し稽古を行います。衣装に着替えた子供たちは嬉しそうに見えました。衣装は父兄の方の手作り。愛情がこもっていますね。

全員で通し稽古

かわいい妖精の衣装

今回のお芝居「のっく」は笛吹市民劇団のために書き下ろされた作品です。脚本・音楽・ダンス、全てがオリジナルです。舞台は森の中。妖精と人間の子供が心を通わせる物語です。小さな子にもわかりやすい内容で、観客も参加できる楽しいステージになっています。演じているどの子にも、その子だけの個性があって、舞台から目が離せません。みんなキラキラと輝いていましたよ!

指導してくれる先生たち

くぼさんの指導を熱心に聞いています

通し稽古が終わると、あやさん、くぼさんから指導が入ります。歌の前田先生と、ダンスの小田切先生も加わって、直すべき所を教えてもらいます。ちょっと厳しめだけど、舞台をもっと良くするためのこと。みんな真剣に聞いています。舞台の上で自分を表現することは、簡単なことではありません。でも素晴らしい喜びも感じることができるでしょう。笛吹市民劇団は、小学生以上であれば誰でも入れます。只今団員募集中です。興味のある方は、是非今年の公演を見に来てくださいね。みんな本当に楽しそうでしたよ!

本番はもうすぐ

追記 「のっく」舞台初日を見てきました!

元気いっぱい!オープニングのダンス

2010年12月18日、公演初日です。スコレーセンターには、続々とお客さんが入場しています。小さな子からお年寄りまで、観客の年齢層も様々です。あっという間に客席が埋まっていきます。こんなに大勢の観客の前で演じるなんて、団員のみんなは緊張してしまわないでしょうか?

お客さんが続々と来場

席もどんどん埋まっていきます

本番前、劇団員はどんな風に過ごしているのでしょうか?楽屋にお邪魔させていただきました。部屋の扉を開けると、すごく和やかなムードです。みんな衣装もメイクも準備万端で、楽しそうにおしゃべりしています。本番前に硬くなっている子は、一人もいません。いつもと同じ笑顔でリラックスしています。こういう元気でのびのびした所が、笛吹市民劇団の魅力なのです。

本番前の楽屋はリラックスムード

「今はまだ緊張していません」

「メイクはお家の人にやってもらいました」

さあ、いよいよ開演です。大勢の観客の前でも、みんな物怖じしていませんね。すごく堂々と自分の役を演じています。たくさん練習してきたから、自信もついているんですね。そしてどの子も、練習の時よりもっと輝いて見えます。今日は家族や学校のお友達が見に来てくれています。大好きな人たちに見てもらう嬉しさが、観客にもしっかり伝わってきます。

おばあちゃん家の場面

堂々たる熱演です

妖精さんたち、可愛いすぎ!

真剣さが伝わってきます

ミュージカルは華やかです

妖精と人間の子が心を通わせる場面

嵐の精、迫力ありました

明るく楽しい場面にも、ちょっと怖い場面にも、会場全体が引き込まれています。団員みんなが、それぞれに可愛らしくて、見ている方も自然と笑顔になってしまいます。笛吹市民劇団のみなさん、素敵な舞台を見せてくれてありがとう。みんなの可愛いさに、観客も元気をもらいました。次回の公演も楽しみにしています。(取材:さっさ)

フィナーレは全員で元気良く!

終演後、ロビーでご挨拶。「見に来てくれてありがとう!」

 

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