フラワーマーチ2010(後編)

フラワーマーチ2010(後編)

後編では花鳥山一本杉・開放桃畑での昼食時の様子から御坂体育館駐車場へゴールするまでの行程を紹介します。

午後12時10分、ようやく花鳥山の一本杉へ着きました。ここが今日の昼食場所です。協力スタッフの雨宮さん、荻野さんが作った「ほうとう」もちょうど出来上がり、大きな釜からまっ白い湯気が立ちのぼっています。煮干だしに、かぼちゃ、里芋、人参などの具が入り、雨宮さんちの自家製みそで仕立てた本場甲州の味。ウォーキングの後の心地よい空腹感と青空のスパイスも加わって、皆、出来立てのアツアツをふうふうしながら、満足そうにせっせとほお張っていました。また、残りの休憩時間を使って桃源郷をバックにグループごとに記念撮影を行いました。

午後1時20分、休憩を終えて午後のルートを出発。とりあえず上がって来た道を引き返します。途中、桃畑の間を縫うようにして歩くこと約30分。坂折神社に到着しました。「さかおりじんじゃ」と聞くと甲府の酒折神社を真っ先に思い出しますが、こちらは御坂だけに酒ではなく坂のほう。ガイドの小池さんによると「学問の神様として有名な菅原道真公にゆかりのある神社」だそうで、御坂町にはこの坂折神社があり、午前中に寄った福光園寺もあり、歴史的にも見どころのある地域なのだと改めて実感。

坂折神社前の狭い道から一旦広い通りへ出て竹居区の集落へと入ると、地区のコミュニティセンターがあります。センターといっても普通の公民館なのですが、ここにプラスチックのケースに入れられた「星石」と呼ばれる大きな石があります。1607年のハレー彗星らしきものや星座が石に刻まれてるということで、皆、興味津々といった様子で見入っていました。

星石から埋草神社の赤い鳥居の前を通り、午後2時10分、石原専邦さんの野外作陶展会場へ。そこには眩いばかりの菜の花が一面に広がっていました。都会からやって来た参加者の多くはこの光景にさぞ驚かれたことでしょう。菜の花畑の中の小道には石原氏の味わい深い作品が点々と飾られていて、こちらも皆の目を引いていました。

午後2時30分、「笛吹市桃の花まつり」のイベント会場になっている「花鳥の里スポーツ広場」に到着。ここで3時まで休憩をとることに。ちょうど休憩時間内に会場でハナモモの枝が配られ、参加者の方も花を受け取られ偶然巡り会えたお土産に喜んでおられる様子でした。

イベント会場から歩くこと約25分、ゴール地点に到着。スタートから約6時間後の午後3時25分、全員無事に元の集合場所に帰ってきました。小河内代表の挨拶の後、昼間撮影した記念写真が各グループに手渡されました。その場で仲間どうし写真を見たり、参加者らが互いに「お疲れ様でした!」と声を掛け合ったり、和やかな雰囲気の中で解散。それぞれ帰途に着かれました。

この日は陽射しも穏やかでまさに絶好のウォーキング日和となり、また怪我やトラブルもなく無事に4回目の「フラワーマーチ」を終えることができました。 もちろん参加して頂きました皆さんや地域の方たちの協力があって、気持ちの良い充実した時間を過ごすことができたと思います。

是非また来年もフラワーマーチにご参加いただき、花々に彩られた山里で春の息吹や農家の方たちとのふれあいをお楽しみください。ありがとうございました。(取材:しんたま)

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