紅葉特集:行ってみるじゃん♪もみじ狩り

さっさおすすめ!釈迦ヶ岳アドベンチャーコース

釈迦ヶ岳アドベンチャーコース マップ 釈迦ヶ岳登山口 峠

コース概要

★所用時間 3時間40分(休憩1時間を含む)

釈迦ヶ岳林道入口 - - - (1)釈迦ヶ岳登山口 - - -(2)峠 - - - (3)屏風岩 - - - (4)ロープ場 - - - (5)釈迦ヶ岳山頂 - - - (6)ロープ場 - - - (7)府駒山 - - - 日向坂峠(どんべい峠)

コースレポート

秋晴れのハイキング日和

登山道入口

登山道入口

大きな岩がゴロゴロ…

だいぶ登ったなぁ…

10月13日、秋晴れのハイキング日和。今回は片道コースなので、車2台で行って、あらかじめゴールとなるどんべい峠に1台置いておきます。

芦川村の蕪入沢・上芦川林道沿いの釈迦ヶ岳入口付近に車を停めて徒歩で入山。木漏れ日の差す砂利っぽい林道を進みます。傾斜は緩やかですが、しばらくは登りっぱなしです。途中、山ならではの植物たちが目を楽しませてくれます。写真など撮りながら、ゆっくり行きましょう。

30分ほどで登山道入口の看板が。『釈迦ヶ岳60分』とあります。え?ここがスタートなの?…そうなんです。今までの道のりは序章にすぎず、本格的な登山はここからなのでした。

ここから先は、所々山肌に大きな岩が露出しています。落ち葉の積もる登山道との質感の違いがなかなか面白いです。釈迦ヶ岳が岩山であることを認識します。

また、傾斜もグンと急になります。鬱蒼とした林の中、踏み跡のような細い道を登って行きます。所々はっきりしない場所もあるので注意が必要です。尾根直前の登りはかなり急です。お覚悟を!

やっと登りきって峠です。ここではまだ景色は見えませんが、左へ行けば『神座山』『檜峰神社』、右へ行けば目指す『釈迦ヶ岳』の標識が立っています。

ここからは尾根沿いに進んで行くので、見所がいっぱいです。

峠から約3分、左手にある岩場がこのコース最初のビューポイント。手前の山越に盆地を見下ろせます。反対側では富士山も頭を出しています。

この頃から進路は岩場が主体となってきます。傾斜も益々険しくなってきたので、注意しながら進みます。開けたポイントにさしかかると…、すごい!切り立った岩壁の絶景です!これが名高い『屏風岩』なんですね。円錐形の釈迦ヶ岳の南西面にあたります。険しい岩肌がダイナミックに露出していて、なるほど、確かに見応えあります。

屏風岩

眼下の山が色づけば、益々浮世離れした景観になりそう…

ロープ場

距離が短いので難なくいける。少しだけ冒険気分…

さて、かなり山頂に迫ってきました。ここからがこのコースの醍醐味の一つ、ロープ場です。山頂直下の急な登りを備え付けられたロープを伝って登ります。ちょっと冒険的でしょ…。持参した軍手をはめて、慎重に、慎重に…。

ロープを登りきって振り返ると、見晴らしもさらに良くなっています。富士山も肩の辺りまで見えてきました。自分のいる位置がだんだん高くなっていることを実感します。

さあ、標高1641mの釈迦ヶ岳山頂に着きました。ゴツゴツした岩場です。とんがった山のてっぺんだけあって、山頂部分は狭いです。しかし、360度遮るものの無い眺望は本当に雄大です。南は御坂山塊と富士山、西は南アルプスを横から眺めるように、北側は甲府盆地越しに奥秩父が望め、東は黒岳を含む近隣の山々がダイナミックに迫ってきます。平日とあって他に登山者は無く、その素晴らしい景色を独占することができました。この場所で、お好きな方角を向いてお昼を頂きましょう。私は富士山を眺めながら、おにぎりを食べました。

方角によって趣の違う眺望

夫婦地蔵

富士を背に寄り添う夫婦地蔵

大きな岩の割れ目から伸びている桜の若木

たくましい~!

美しい…

1時間ほど山頂で休憩し、頂上を守り続ける夫婦地蔵に別れを告げて、さらに東へ…。

山頂付近はまだまだ急な岩場が続きます。今度は下りです。一歩一歩、より丁寧に進みましょう。山頂から10分くらい進んだ所で、大きな岩の割れ目から伸びている桜の若木を発見!『ど根性桜』とでも呼ぶべきでしょうか…。日当たりが良いので元気に育っています。

そのすぐ先には再びロープ場が。急な岩場をロープを伝って降ります。油断しないで慎重に降りましょう。

ここから府駒山までは軽いアップダウンを繰り返します。明るい林は、様々な樹の種類があるようです。色々な形の葉っぱが頭上で重なり合って、とても美しいのでした。

釈迦ヶ岳山頂から約40分、標高1562mの府駒山山頂に到着。ここは林の中なので景色が良いわけではありませんが、平らになっているので休憩しても良いでしょう。木蔭なので夏のシーズンは人気の場所と思われます。

府駒山山頂からどんべい峠までは約30分。道が進むほど木の葉は色とりどりになって行きます。秋の山を楽しみながら下って行くと、終点のどんべい峠に到着。ここから始まる黒岳ルートの看板を横目に車に乗り込みます。「いつかきっと黒岳にも…」と想いを馳せつつ、どんべい峠を後にしました。

 

 

府駒山の山頂部

府駒山の山頂部

色づき始めた葉っぱ

色づき始めた葉っぱ

感想

普段、移動は車を使い、長距離を歩くことは滅多にない私。今回の山登りは、体力的にかなりきつく感じました。ただ、前半にハードな登りを済ませてしまい、後半は比較的緩やかな昇降が主だったので、精神的にはかなりゆとりがあり、最後まで楽しく歩くことができました。進むにつれて道の様相が変わり、途中ロープ場などもあったので、終始飽きることがありませんでした。片道コースにしたことが、初心者の私にも負担が少なくて良かったのかもしれません。山頂付近の眺めは素晴らしく、まさしく登った甲斐がありました。空気も清々しくて、思い出に残る秋の1日を過ごすことができました。

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