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- 笛吹市のネイチャーウォッチ!花・野鳥・昆虫・植物の魅力
- 未だ早春の趣き
今年は桜や桃の花の訪れが早くて、
急き立てられるかの様で、春がしっくりきません。
そこで少し早いとは思ったのですが、御坂の檜峰神社へ。
そこから大栃山・釈迦ヶ岳の登山道を少しだけ歩いてみました。
すぐに見つかったのはこの三種類のスミレ。
アケボノスミレは花が葉より先に出ます。
タチツボスミレだと思って近づいたら赤い葉脈があったのでアカフタチツボスミレではないかなと思います。
ヒナスミレは葉の裏側がほんのり赤いです。
あっカタクリが未だ沢山咲いています。
綺麗に反った花びらが編み込んだカゴの様ですね。
カタクリの色は品があって好ましいピンクですね。
花びらが空に透けるのも素敵です。
ヒトリシズカが咲いていました。
こうギッシリ生えていると「一人」でも「静か」でも、なさそうですが。
エイザンスミレも少し咲いていました。
殆どはアケボノスミレとヒナスミレでした。
神社から少し下った渓流沿いでは、ミヤマエンレイソウが咲いていました。
ヤマエンゴサクも。
うっかりすると見逃してしまいそうな、ユリワサビ。
猛毒で有名なハシリドコロに、ミヤマネコノメソウ。
山野草は例年通り…いやむしろ少し遅いくらいの咲き具合でした。
その後、一宮の広厳院さんに、チゴユリの様子を見に行きました。
今年も愛らしい花に会うことが出来ました。
急に初夏の陽気になったり、寒の戻りがあったりしても、
季節の花は咲く時を忘れません。
振り回されているのは人間だけのようです。