「山の日」から三連休だったので、旧盆前に帰省された方も多かったのではないでしょうか?
金川の森も、捕虫網と虫カゴを持った親子連れ、
もしくは、おじいちゃんと孫で賑わっていました。
そこで採取を良しとしない当方は、誰も来ない秘密の場所へ。
この日(8/10)は晴れて最高気温が35度を超える猛暑日。
凄い蝉時雨です。聞こえるのはミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ。
ニイニイゼミの姿も見えました。
もちろん、脱殻もたくさん。
運悪く羽化の途中で蟻に集られてしまった、ミンミンゼミの幼虫がありました。
少し凄惨な様子ですが、これも自然のあるべき姿。生きるのに一生懸命なのは蟻も一緒です。
水辺ではシオカラトンボが生命の営み。夏は生命感が溢れる季節ですね。
茂みの中ではオニヤンマが休憩中。
あーアメリカザリガニが顔を出しています。こんな山奥にまで来てるんですね。
誰が持ち込んだのやら・・・悩ましいところであります。
アキノタムラソウが咲いていました。
名前に秋と付いていますが、花はこの時期から咲き始めます。
森の中を探索すると樹液の匂いが漂ってきました。
渓流に近い木に、なにやら大物の予感。
錆色に光った見事なミヤマクワガタが居ました。
神々しい気さえします。まさに昆虫界の森の主の趣です。
これ以上の出会いはありそうもないのでこの日は撤収です。
雨に振り込められた日々が続いて、
辛うじて時折晴れ間が覗いた14日には境川の「大窪いやしの杜公園」に。
やはり捕虫網家族の間隙をぬっての、昆虫パトロールになりましたが、
ようやく樹液が出て、多くの昆虫が集まっているのに出会えました。
別の木にスミナガシ、クワガタムシの♀が。
ノコギリにしては色が黒いし、ミヤマにしてはアゴが小さい気がするし、コクワにしては大きいし、
クワガタムシのメスの区別は難しいですね。
アカガネサルハムシが営みの真っ最中。
水場には疲れきった様子のカラスアゲハが吸水に来ました。
あっノブキが花を付けてますね。
雨が多いからキノコも生えだしましたね。イロガワリですかねぇ。
金川の森にもキノコがニョキニョキ生えだしました。
ただキノコの同定は大変難しく素人に出来るものじゃありません。
キノコが可食か毒キノコかの判断は複数の図鑑で確認するなど、各自の責任において行ってください。
コバギボウシが花の盛り。ツリガネニンジンも咲き始めました。
ガガイモ、ヘクソカズラ、センニンソウとやっと蔦も蔓延り始めました。
オホーツク海の高気圧の勢力が強いとやらで、お盆らしい天候ではありませんが、
少し秋の気配が漂い出しましたね。