立秋
- 2017/8/8
- 笛吹市のネイチャーウォッチ!花・野鳥・昆虫・植物の魅力
- キツネノカミソリ, 山野草, 昆虫, 笛吹市
8月7日は立秋。
境川の「大窪いやしの杜公園」ではウバユリが咲いていました。
蝉時雨の降る中でヤブラン、ヒキオコシ、ミズヒキも咲き始めて、やっと夏らしくなってきましたね。
飛んでいたのはアカボシゴマダラのみで、これには心中穏やかではありません。
アブラゼミの脱殻、そこら中に付いています。ミンミンゼミとツクツクボウシの鳴き声も聞こえます。
こんなに低い場所で羽化するのもいるんだな。っと感心して見ていましたら、
成虫も居ました…あれ少し様子がおかしいぞ。
どうやら左の羽を抜くのに失敗して、そのまま乾いてくっついてしまったようです。
痛々しい姿ですが、何もしてあげられません。
アブラゼミの幼虫は6年間地中で暮らし、その間にも脱皮を繰り返して、
ようやく地上に出てきたというのに、最後の最後でトラブルにあってしまうとは、
運が悪いとしか言いようがありませんね。
「金川の森」へ移動するとキツネノカミソリが咲いていました。
木立の下にこの花が咲くと、そこだけ灯りがついたようで明るく見えますね。
これは、この辺りでは珍しいノカンゾウ。ヤブカンゾウに比べるとスマートですね。
あっ林の奥にナツズイセンが出ていました。
夏水仙と呼ばれていますが、見た通り彼岸花の仲間です。
以前からこの場所に咲いていたのですが、枯葉や枝の捨て場所になって埋まってしまい、3年程姿を見せませんでした。
良かった地面の下でじっと耐えていたんですね。
暦の上では秋になりましたが、これからが夏本番となりそうです。