桜から桃へと花盛りの笛吹市ですが、
足元を見れば、ささやかな花も盛りです。
春日居の古刹、長谷寺を訪れてみますと、
キランソウが咲いていました。
陽だまりに張り付くように広がる別名地獄の釜の蓋。
ベッタリと地面を覆う様からそう呼ばれたらしいですが、
薬効が在るからという説もあるようです。
ジュウニヒトエは、その花の重なる様子から名付けられたのでしょう。
花の形から分るように、キランソウの仲間。シソ科です。
藪の中からイカリソウが顔を出していました。
花の形が錨に似ていることから、こう呼ばれますが。
某有名栄養ドリンク剤に入っているほどの薬効があるそうです。
タチツボスミレはお馴染みですね。
色の濃いノジスミレもありました。
クサボケはまるで造花のような質感ですね。
山吹色が野山に現れると、春が深まった感じがします。
ここにもテングチョウとミヤマセセリが飛び回っていました。
里山の春もいよいよ本番でしょうか。