3月に入り、陽射しが春らしくなって来ました。
春一番に花を開くコブシも固く閉まっていた蕾が
徐々に緩んで、あと少しで開きそうです。
金川の森の駐車場脇のコブシなので、普通より少し早いと思いますが、
花弁が開くのは待ちどうしいです。
サンシュユも、あと少しです。
どちらも今週末の暖かさで開花するのではないでしょうか。
またお知らせします。
地面に目を落とせば、枯れ葉の隙間から
既に夏の草花の芽が顔を覗かせています。
白い可愛らしい花をつけるイチヤクソウ。
落葉に隠れて踏まれないか心配です。
ヒガンバナの仲間のキツネノカミソリも水仙のような葉を広げています。
この葉はオレンジ色の花が咲く前に枯れてしまうのですが。
ヤブカンゾウも夏にオレンジ色の花を咲かせます。
このくらいの新芽を、ヌタにして食べると美味しいらしいですよ。
週末3月5日は二十四節気の啓蟄ですが、
春らしい陽射しが溢れた平等川の河原ではキタテハが5・6頭舞っていました。
成虫で冬越しをしていたものが、暖かさに顔を出したようです。
時々陽だまりで体を暖めながら、
時折2頭、も連れ合うように舞い上がっていました。
笛吹川の淀みでは、小魚が沢山泳いでいるのが見えました。
アブラハヤでしょうか。
まさに、
大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃
古の人の生活感溢れる自然感覚は、不思議で素晴らしいですね。