八十八夜
- 2016/5/3
- 笛吹市のネイチャーウォッチ!花・野鳥・昆虫・植物の魅力
- スミレ, ニセアカシア, 笛吹市, 金川の森
夏も近づく八十八夜。
今年は5月1日がそうでした。
言葉通り金川の森では、むせ返るほどのニセアカシアの香に満ちています。
北アメリカ原産で元々は日本になかった樹木なので、
個人的には好ましくないと思っているのですが、
すっかり山野に定着していますね。
養蜂家の方には貴重な蜜源になっているようです。
蜂以外の昆虫もたくさん集まってきますから、
もう日本の生態系に必要なのかもしれませんね。
水場にはキショウブがあふれ華やか。
その足元にはセリが瑞々しい若葉を広げ、
ツボスミレやムラサキサギゴケが愛らしい花を咲かせています。
鈴のようなアマドコロの花が並んでいる様子も、可愛らしいですね。
クサノオウが絨毯のように広がっている場所がありました。
その向こうにはショカッサイの紫。
顔の周りを小虫が飛び回って鬱陶しいですが、
それも生命満ち溢れる嬉しい季節、初夏到来のサインですね。