八田家書院でつるし雛講習会が開催されました。

9月12日(火)つるし雛講習会のため、たくさんの参加者が八田家書院に集まりました!製作したのは、書院内にも展示されている「こまり」です。つるし雛には、1つ1つに込められた願いや意味があります。例えば今回の「こまり」ですが、お正月に飾る縁起物であり、幼子の遊び道具でもあります。丸々と円満に弾む豊かな暮らしへの願いが込められています。意味を知るとまた、とても温かい気持ちになります。

リピーターさんの顔ぶれも多いですが、「初めての参加です。」の声も耳にしました。しかし、そんな方々の手元を見てみると開始から20分ほどしてこまりの半円が2~3個も完成していて驚きました。「手芸得意ですか?」と訪ねると「家ではあまりしないし、こういう参加は初めてだけど、講師の方々が四方八方にいて分からないところはとても丁寧に教えてくださるから、出来る!」と言って笑顔で製作していました。

毎回、材料をすべてカットしたものを用意し、鄙の会の皆さんが各テーブルに2~3人座り、さらに困っている人はいないか?と声賭けをしながら周り、親身になって教えてくれています。

今はフローリングが主流になりつつありますが、畳はあたたかく人と人との距離が近く感じ、一人で参加される方も多かったですが、お互いに自然と会話がはずんでいました。江戸時代から伝わる伝統的なつるし雛を武家屋敷の書院内で作る姿は風情があり、なんだかほっこりする気持ちになりました。

次回の「つるし雛講習会」は、10月10日(火)です。山梨特産品の「桃」を製作予定です。お楽しみに

製作の様子

製作の様子

 

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