台風が二つ立て続けに、やって来たと思ったら、急に秋が深まり、
気づけば暦の上では冬となりました。
モズがけたたましく鳴き、ジョウビタキがやって来ました。
春日居の長谷寺さんを訪ねてみました。
山内は虫の音もまばらで、すっかり静かになっていました。
おや、サワガニだ!危うく踏み潰すところでした。冬眠場所を探しているのでしょうか。
オツネントンボは成虫で冬越しするので、その名が付きました。越年蜻蛉。
羽の形から、てっきりテングチョウかと思ったら、飛び立ったら羽の千切れたウラギンシジミでした。
その横で身体を温めていたのはキイロスズメバチ。不用意に近づかなくて、よかった。
少しでも気温が高くなると、冬を越す生き物たちは身体を温めたり、少しでも良い環境を探したりと、
生きる努力をしているんですね。
金川の森でも、このまま冬を越すだろうキタテハが、随分長い時間、身体を温めていました。
そして、ミノムシが冷たい風に吹かれて揺れています。
小春日和な穏やかないち日でありました。