衣更え
- 2016/10/6
- 笛吹市のネイチャーウォッチ!花・野鳥・昆虫・植物の魅力
- 山野草, 昆虫, 笛吹市, 芦川町
10月に入りましたが、最高気温が30度を超える日もあって、
どんな服装で出掛けていいのか分からなくなってしまいますね。
台風が来るという直前に晴れ間がありましたので、芦川町へ。
新道峠に行こうとしたら、道路工事のため通行止めでした。
御坂方面からなら通れるそうです。
そこで大石峠へ登ることにしました。
駐車場所にはアキノキリンソウや、ナギナタコウジュが。
簡易舗装の林道は滑りやすく注意が必要です。
薄暗い北向き斜面なので殆ど草花は見当たりませんが、
毒キノコのベニテングタケが鮮やかです。
大石峠は快晴とはいきませんでしたが、一面秋の薄原。
ヤマラッキョウの花が咲いていました。
そして花の季節の最後を飾るリンドウが。
マツムシソウが辛うじて姿を留めておりました。フウロソウも一輪。
ウメバチソウも見つけました。ヤマハハコもひっそり残っていました。
尾根道を歩くとオオキンケイギクは終わってしまっていて、
トリカブトは少し花が残っていました。
それにしてもイノシシの掘り返した跡が凄い。
歩き難いことこの上なしです。
大石峠には沢山のシジミチョウを観ることができました。
マムシグサに見送られて下山します。
ザトウムシがゆっくり歩いてきました。私の前でピタリ止まってしばし見つめ合い。
ザトウムシは名前に虫とありますが昆虫ではありません。
姿は蜘蛛のようですが蜘蛛でもありません。
名前の由来は歩いてる様子を観察すれば分かりますよ。
気温が高いためかヤマナメクジもいました。キノコを食べに出てきたのかな。
ふと足元を見れば殆ど虫の息のセンチコガネが。
駐車場所に帰り着くとミドリヒョウモンが迎えてくれました。
よく観れば羽がボロボロです。
蝶は衣更えって訳にはいかないですものね。
確実に秋は深まっています。