6月18日(土)~商人の宿場町を訪ねて~鶯宿集落現地散策会を開催しました。
山梨県の東部に位置する笛吹市の芦川地区は、昔ながらの風景が広がるのどかなまち。そこで息づく昔ながらの暮らしや、今も残る文化や歴史、芦川の魅力を多くの方に知っていただく為、文化財課では毎年、芦川で現地散策会を行っています。
今年は、芦川の鶯宿集落をめぐりました。
散策会当日は全国的に猛暑となった日で、普段笛吹市の中心部より低い気温の芦川でもやや暑さを感じましたが、綺麗な青空の下、気持ちよく散策をすることができました。
参加された方々の中にはお子さんもいました。最年少はなんと5歳です!
笛吹市内では、ほとんど目にすることがなくなったたんぼの風景が鶯宿には残っています。たんぼにはたくさんのおたまじゃくしがいて、子ども達も興奮していました!
神社やお寺をはじめ、子ども達が昔学んでいた旧鶯宿分校、たくさんの兜造り民家、めずらしい炭焼き窯や木燈籠、芦川の特色である石垣など芦川の風景や歴史の説明を受けながら楽しくめぐることができました。皆さん写真を撮り、メモをとり、暑さを忘れて夢中になっていました。
散策後は芦川農産物直売所「おごっそう家」に寄りました。「おごっそう」とは甲州弁で「ごちそう」のことで、その名のとおり、地域でとれた新鮮野菜や果物、手作りの加工品などが並んでいます。なかでも地元の方自慢の手作りお惣菜!コロッケや山椒入り太巻き寿司、草もちなどは、大人気です。
朝9時30分~12時までの散策コースでしたが、リタイヤする方も無く、皆さん「また参加したいと思う」と言って笑顔で解散されました!
文化財課では、市民の皆さんと市内の魅力を一緒に感じてもらうため、今後もこのような散策会を計画していきます。ぜひご参加下さい。
なお当日使用した、散策MAP付きガイドを文化財課窓口で配布しています。また、HPからもダウンロード可です。
今回参加できなかった方も、テキストを手に芦川を訪れてみませんか?。