10月10日(火曜)に八田家書院で行われたつるし雛講習会の作品は、山梨の名産品「桃」でした。
毎回製作品の意味を紹介しています。今回の桃ですが、もともと“花・葉・種”すべてに薬効があります。そのためつるし雛の桃には、「邪気・悪霊を払い、延命長寿を授けてくれるように」との願いが込められているそうです。また、みずみずしい果実と早春の花のあでやかさは、女の子の象徴だそうです。
一つ一つの意味や想いをこめて作ったものをつなぎ一つの大きな形にすることは、とても素敵なことですね。
前回同様、和やかな雰囲気の中講習会がはじまり、皆さん終始笑顔で完成させていました。いつも講師をしてくださる鄙の会の皆さんも、参加者の方々が熱心にまた楽しそうに製作している様子にとても嬉しそうでした。
伝統的な武家屋敷の書院内で、古きよき文化のつるし雛の知識や技術に触れると、とても温かい気持ちになります。
次回は11月14日(火曜)に開催されます。作品は「犬」です。みなさまの御参加お待ちしております。
場 所:八田家書院 (石和町八田334)
問合わせ先:055-261-6111