笛吹市雪害ボランティアセンター

2014年2月24日UP

2月14日未明から翌15日も雪は降り止まず、甲府地方気象台の発表では観測を取り始めて史上最多となる114cmという積雪量(富士河口湖町では143cm)を記録しました。山梨県は元来、豪雪地帯ではないため、今回のような雪害に対する備えや心得といったものが十分ではありませんでした。この大雪により笛吹市に限らず県下全域で交通網は麻痺し、物流が寸断されてしまったことからコンビニ、スーパー、商店からは食料をはじめ様々な商品が姿を消し、不安を煽られてしまう状態に陥りました。一部報道などでは県の対応の遅れが非難されたりもしましたが、災害対策本部が立ち上がり、各市町村においても自治体と社会福祉協議会が一体となり災害ボランティアセンターが設置されました。

笛吹市では石和町小石和にある清流館に雪害ボランティアセンターを設置。2月20日から稼動しており、既に多数のボランティアが登録し、市内各地で活動を展開しているそうです。高齢者の方、障がい者の方を中心に、住まいおよび周辺道路の雪かき支援が主な要望で、それに応えるかたちでボランティアが派遣されています。

本部では雪かき用のスコップを多数用意。

この日は倉嶋清次市長がセンターを訪れ、休日返上で対応に追われる市職員や市社協職員と状況確認を行ったり、ボランティアに参加されている皆さんへは労いの言葉をかけられていました。

市や社協の職員および市民団体ボランティアの中には東日本大震災の際に東北でボランティア活動をされた方も多く、今回はその経験が活かされていると話す。

笛吹すけっこの会代表の大竹茂さんも震災ボランティア活動を経験された。

かつて経験したことのない雪害を乗り切るには、「人と人との結びつき」が必要です。言葉で「絆」というのは簡単です。一人一人の力ではどうにもならないことでもみんなで力を合わせれば乗り越えられる。雪害ボランティアセンターを取材し、本部やボランティアの方々からお話を伺いそのように感じました。がんばりましょう。

忘れてはならないのが、自衛隊員の活躍、県外の友好都市をはじめとしたボランティア・有志のみなさんの温かい心です。ありがとうございます。

県外から参加される方へ宿泊についてのご案内。まだまだたくさんの方が支援を必要としています。ボランティア参加希望される方は下記までお問い合わせ、ご連絡ください。

笛吹市災害対策本部
雪害ボランティアセンター事務局
〒406-0822
山梨県笛吹市八代町南917
笛吹市社会福祉協議会本所(笛吹市市役所八代支所内)

<お手伝いできる方は>
090-3046-2742
<困っている方は>
090-3046-2642 または 090-3046-2842

雪害ボランティアセンターご案内

笛吹市HP災害情報

笛吹市社会福祉協議会

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