“マクロビオティックス”料理教室(6回目)

現在、観光庁の推進する「官民協働した観光地再建・強化事業」として、笛吹市において「マクロビオティックス」を活用した地域振興策の実施が進められています。

第6回目のマクロビオティックス料理教室では、旅館などの地域事業者が参加し、マクロビオティックスの理論に基づいた料理方法を学びました。

実習で作るレシピについてオリエンテーションを受ける参加者。講師は新潟でマクロビオティック専門の料理教室を開催されている、細貝恵子さん。
実習のために、新潟から山梨までお越し下さいました。

本日の実習では、大豆ミート餡のビビンバ、レンコンさっぱり炒め、焼カボチャ、焼ヒヨコ豆、バターナッツカボチャのスープ、杏仁豆腐の6品を作ります。大豆ミートを使うのは、今回が2回目。前回は酢豚づくりに登場しました。
マクロビオティックスでは食材のもつ陰陽のバランスを重視しますが、肉・魚・乳製品類を食べてはいけないというように特定の食材の使用を禁止してはいないそうです。が、それも許容という程度であり、原則としては肉や魚や乳製品は使用せず、肉類の代わりに大豆ミート、牛乳などの代わりに豆乳、と代用品を使用することが殆どのようです。

では、それを踏まえてお料理にとりかかります。

ビビンバの具は、大豆ミート餡と味付けした人参、大根、小松菜です。
まずは大豆ミート餡尽作りから。今回は少し大きめのサイズの大豆ミートを小さく切って、ミート餡として利用します。

見た目は殆どお肉ですが、大豆ミートです

みじん切りにした玉ねぎ、たけのこ水煮、しめじなどの具と一緒に炒めていきます。

みじん切りにした具材

玉ねぎから。透き通るまで炒めます

全ての具材を投入

つけ合わせの野菜です

ビビンバの具、完成です。
玄米ご飯が炊けたら、上に盛りつけていきます。

次にバターナッツカボチャを使用したカボチャのスープです。
一見、ひょうたんのような形状のバターナッツカボチャ。アメリカではポピュラーな品種のようですが、日本で見られるようになったのは割と最近のこと。
ナッツのような風味とねっとりとした果肉が特徴で、繊維質が少なくポタージュにするととても滑らかに仕上がるそうです。

見た目はひょうたん

適当な大きさにカットし、皮ごと茹ででやわらかくします。

カットするとメロンかパパイヤのような色

ひたひたの水で茹でます

茹で上がったら、皮をむいて裏ごしピューレ状にします。

ホクホクです

丁寧に裏ごしします

こんぶでとったダシと裏ごししたカボチャを煮込みます。味付けは塩少々のみ。

トロリ美味しそう

スープを煮込みながら、焼ものを作っていきます。

栗カボチャとレンコン、ヒヨコ豆にハーブを加え、焼きつけていきます。

今回使うハーブは、タイムと生バジルです。

弱火で焼きあげ完成です

レンコンも焼き上がりました

ご飯が炊きあがったので、ビビンバの具を盛りつけていきます。

圧力鍋でたいた玄米ご飯がふっくら炊きあがりました

4種類の具をのせていきます

冷蔵庫で冷やしていたココナッツミルクの杏仁豆腐もかたまりました。

くず粉で固めた杏仁豆腐

出来上がったお料理をきれいに盛りつけて完成です。

色とりどりの6品が出来上がり

いただきます!

玄米ご飯のぷちぷちの食感がビビンバによく合います。ビビンバの付け合わせの人参と大根は塩をふって簡単に味付けしただけですが、野菜本来の甘さも感じられてとても美味しいです。
焼カボチャは、とても上品な味。タイムと塩で味付けしただけですが、ハーブをひとつ加えることで味にぐっと深みが増します。
とろとろのバターナッツカボチャのスープは、とても優しい味。味付けはこんぶだしと塩少々のみですが、カボチャ本来の甘さで十分楽しめます。

食後にお料理の感想などを話します。
「大豆ミートも上手に使えばお肉と殆ど変わらない」「ハーブをうまく使うことで料理の幅が広がる」
など様々な意見が飛び交います。

次回以降も毎回異なるレシピでマクロビオティックスの技術を学びます。次のレポートをお楽しみに。

 

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