奈良原の芝桜

桜や桃の花などの観光スポットが数多くある笛吹市。中でも桃畑が一面、桃色の絨毯になる風景は有名です。しかしその時期も終わり、お花見をできなかった方もいらっしゃるはず!そのような方には必見!八代町奈良原地区の隠れミニ観光スポット「奈良原の芝桜」を取材してきました。

取材日:2011年4月25日

そのミニ観光スポットとは八代町奈良原区竹居にある石原光徳さんの畑です。ここ奈良原地区は坂が多く、段々畑になっている畑も多い地域です。段々畑は雨が降ると、傾斜によって土が下の畑に流れてしまいます。石原さんは土の流失を防ぐ役割として畑の石垣に、カーペット状に地面を覆い根を張らす「芝桜」を植え始めました。すると芝桜が斜面を鮮やかに彩り、ご近所の方から「綺麗」「美しい」などといった嬉しい感想をいただいたそうです。それから株をどんどん増やし、今に至るそうです。

畑の入り口

赤色の芝桜

白色の芝桜

畑の入り口には、まだ植えたばかりの芝桜がありました。畑にある芝桜は赤色と白色の2種類です。芝桜は春に桜に似た花が咲き、それ以外の時期には葉が芝生のように広がって美しいことから「芝桜(しばざくら)」と名づけられたそうです。今年で3年目になる石原さんの芝桜。始めは畑の脇だけに植えていましたが、反響が大きくなるにつれてどんどん範囲を広げ、とうとう畑自体に植えてしまったそうです。今年は新しい試みとして白い芝桜でハートの形に植えた畑を作ったそうです。来年どうなるか楽しみですね。

現在、芝桜が植えてある面積は約37平方メートルあります。今年は気温の差や霜、晴天が続いたことにより一部枯れてしまったそうです。それでも負けずに芝桜は見事に咲き誇っていました。

この日の石原さんの桃畑は満開でした。桃色と芝桜の相性は抜群でした。芝桜を育て始めてから、多くのカメラマンが写真を撮りに来るようになったそうです。撮影の前日には17人の方が芝桜を見にいらっしゃったそうです。本業は桃やすもも、切り花(菊)を栽培しています。花は全て、石原さんの趣味だそうです。

庭に咲く苺の花

石原さんの家から畑へ続く道

ツツジと芝桜のコラボレーション

家の外はロックガーデンになっていました。芝桜は5月中旬まで咲いているそうです。またツツジは、ゴールデンウィーク中が見頃になるそうです。畑やお庭は無料開放されているので、自由に観覧することが可能です。

今回ご紹介した石原さんの芝桜は、旬感ネット作成の『奈良原お花見マップ』に描かれております。マップはごまどうふで有名な江戸屋さんとタイアップしたお花見弁当にも付いています。「人が自分の植えた花を見て喜んでくれたり、蕾が咲いて自分も嬉しくなったりするから楽しい。」と照れながら話す石原さん。カメラが苦手で今回写真には写っていただくことはできませんでしたが、石原さんの花への愛情や人へのおもてなしの心を芝桜を通じて知ることができました。 今年のゴールデンウィークは新たな笛吹の名所「奈良原の芝桜」へ行ってみてはいかがでしょうか?(取材:ミーシャ)

【注意事項】
*一般の方のお家ですので、近隣の方にご迷惑がかからないようにお願いします。
*畑の中に入る場合は、必ず石原さんに一声おかけ下さい。
*至る所に芝桜を植えてありますので、足元にはご注意ください。

◆お問い合わせ◆

石原光徳さん

住所:笛吹市八代町竹居区5648-4 MAP

電話:055-265-3848

奈良原お花見マップはこちら

 

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